自動車メーカー、電装部品メーカー、半導体関連の12企業が、「自動車用先端SoC技術研究組合」を2023年12月1日に創設したことが話題になっています!
この組合は、高性能デジタル半導体(SoC)の車載化に向けた研究開発を進めていく予定です
そもそも自動車用のSoCとは何でしょうか?
共同開発がなぜ必要なのかメリットはあるの?
その疑問について、以下お話していきます!
自動車用半導体SoCとは?
「SoC」はSystem on Chip(システム・オン・チップ)の略称であり、高性能デジタル半導体のことです
技術集約型の半導体として、多機能のデバイスを一つのチップに統合できる技術として、現在ではスマートフォン、タブレット、日常的に使われる家電などあらゆるものに搭載されており、社会に必要不可欠なものとなっています
自動車には1台あたり約1000個の半導体が使われています!
SoCは自動運転技術やマルチメディアシステム等で必須の半導体として現在も活用されています!
今回開発を目指すのは、チップレットという技術で、種類の違う半導体を組み合わせることができ、これを活用して自動車用SoCを研究開発する計画をしています
SoCを共同開発するメリット
今回、自動車メーカー・電装部品メーカー・半導体関連企業が共同でSoCの車載化研究開発を行うために、「自動車用先端 SoC 技術研究組合」(ASRA)を2023年12月1日設置しました
- 自動車メーカー・電装部品メーカー・半導体関連企業が共同で開発することで、より自動車の安全性向上を追求でき、電装部品・半導体企業の技術力の集結により最先端技術の実用化が目指せる
- 日本製の自動運転車の量産を加速させる
「自動車用先端 SoC 技術研究組合」は2028年までにチップレット技術を確立し、2030年以降の量産車へチップレット先端半導体を搭載することを目指しています!
普段は開発や販売競争をしている自動車メーカーが力を合わせて最新技術の共同開発をするって結構スゴイことですよね!
SoCの開発は、時間とコストがかかることがデメリットとなっていますが、ASRAの設立により、早く開発が進むことが期待されます!
ASRAの参画企業は?
【自動車メーカー】
- SUBARU
- トヨタ自動車
- 日産自動車
- 本田技研工業
- マツダ
【電装部品メーカー】
- デンソー
- パナソニック オートモーティブシステムズ
【半導体関連企業】
- ソシオネクスト
- 日本ケイデンス・デザイン・システムズ社
- 日本シノプシス合同会社
- ミライズテクノロジーズ
- ルネサスエレクトロニクス
有名な企業ばかり・・・!
自動車メーカーが協力して開発を目指し、日本の技術が底上げされる未来に期待したいですね♪
まとめ
今回は、自動車用半導体SoCとは?共同開発のメリットをわかりやすく解説!をお話しました!
共同開発をすることで、日本の自動運運転車の量産の加速につながることが分かりました
いつもは競争相手でも最新技術開発のために協力する姿は非常に嬉しいですね
今後も応援していきたいと思います!
読んでいただきありがとうございました!
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