2025年5月4日、東京ドーム「RIZIN男祭り」のメインイベント、RIZINフェザー級タイトルマッチは、誰もが予想しなかった衝撃的な結末を迎えました。
挑戦者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ選手が、絶対的な寝技を持つ王者クレベル・コイケ選手を、わずか62秒でTKO。圧巻の強さで新王者に輝きました。
この結果に、会場はもちろん、ネット上の格闘技ファンも騒然。「強すぎる…」「これ誰が勝てんの?」「朝倉未来復活の余韻に浸れない…」といった声が溢れ、”キルギスの犬鷲”が見せつけた圧倒的なパフォーマンスに震撼しています。
「なぜクレベルは何もできずに負けたの?」
「シェイドゥラエフって、いったい何者なんだ?」
「今後のRIZINフェザー級はどうなっちゃうの?」
この記事では、そんな疑問を持つあなたに向けて、衝撃の王座交代劇の背景、新王者シェイドゥラエフ選手の強さの秘密、そして今後のフェザー級戦線の行方について、情報を整理しながら解説していきます。
“キルギスの犬鷲” ラジャブアリ・シェイドゥラエフとは何者か?
突如としてRIZINフェザー級の頂点に立ったラジャブアリ・シェイドゥラエフ選手。彼はキルギス出身の24歳(2025年5月時点)で、MMA戦績はこれで14戦14勝無敗。
しかも、その全てがKOまたは一本勝ちという驚異的なフィニッシュ率を誇ります。
RIZINには2024年6月に初参戦。その戦績は以下の通りです。
- vs 武田光司:1R リアネイキッドチョークで一本勝ち
- vs フアン・アーチュレッタ:1R アームバーで一本勝ち
- vs 久保優太:2R TKO(グラウンドパンチ)勝ち
元DEEP王者、元RIZIN&Bellator二階級王者、元K-1王者という強豪たちを相手に、いずれも圧倒的な内容で勝利。特にアーチュレッタ戦は、相手の大幅な体重超過というアクシデントがありながらも、意に介さず1ラウンドで仕留めてみせました。
バックボーンは柔道、レスリング、グラップリング。打撃も非常に強力で、穴のないオールラウンダーと言えます。まさにRIZINフェザー級に現れた、規格外の新星です。
なぜ王者クレベルは62秒で沈んだのか? 試合展開と敗因
では、なぜ“RIZINの鬼神”と呼ばれ、世界トップクラスの寝技を持つクレベル選手が、得意の展開に持ち込む間もなく敗れたのでしょうか?
試合は序盤、互いに距離を探る展開。クレベル選手はローキックを中心に組み立てようとしますが、シェイドゥラエフ選手は圧力をかけ続けます。
そして1分過ぎ、クレベル選手がローを出したところに、シェイドゥラエフ選手が完璧なタイミングで踏み込み、強烈な右ストレートをヒットさせます。
この一撃でクレベル選手は大きくぐらつき、後退。シェイドゥラエフ選手は追撃の右フックでダウンを奪うと、倒れたクレベル選手に容赦ないパウンドを連打。レフェリーが即座に試合を止めました。
敗因としては、
- シェイドゥラエフ選手の踏み込みと打撃の精度・威力に対応できなかったこと。
- 得意の寝技に持ち込む前に、致命的なダメージを受けてしまったこと。
- シェイドゥラエフ選手のプレッシャーにより、クレベル選手が自分の距離・展開を作れなかったこと。
などが挙げられます。
シェイドゥラエフ選手の打撃能力が、クレベル選手の想定を上回っていた可能性が高いです。
クレベル選手は試合前の国歌独唱で「君が代」を選択するなど、「王座を日本(ボンサイ柔術)に」という強い思いを持っていましたが、無念の王座海外流出となりました。
新王者シェイドゥラエフの余裕「軽い運動」「誰でもいい」
試合後、新王者となったシェイドゥラエフ選手は、顔に傷一つない穏やかな表情で会見に臨みました。
衝撃的なKO劇について聞かれると、「思ったより早くフィニッシュしたんで、彼の動きを感じることさえできなかった」「(タイトルマッチだったが)軽い運動でした」と、驚くほどの余裕を見せました。
今後の防衛戦については、「来月でも、ふさわしい相手を見つけてもらえれば戦いますよ。誰でもいいですけど、私は最強のチャンピオンであることを証明し続けます」と絶対的な自信をのぞかせました。
ただし、同門でRIZIN4連勝中のカルシャガ・ダウトベック選手との対戦には、「兄弟みたいな仲が良い友達なんで、望ましくない」としながらも、「最終的な判断はRIZINに任せたい」とコメントしています。
RIZINフェザー級は“シェイドゥラエフ時代”到来か?「誰が勝てる?」の声
クレベル選手の秒殺KO負けという結果は、RIZINフェザー級の勢力図を大きく塗り替える可能性があります。
武田、アーチュレッタ、久保、そして絶対王者クレベルまでも圧倒的な強さで退けたシェイドゥラエフ選手。ネット上で「これ誰が勝てんの?」「勝てる日本人思いつかない」という声が上がるのも無理はありません。
復活を果たした朝倉未来選手、前王者鈴木千裕選手、クレベル選手に勝利した経験を持つ金原正徳選手など、トップファイターは多くいますが、現在のシェイドゥラエフ選手の勢いを止められる選手はいるのでしょうか?
打撃、レスリング、寝技、フィジカル、全てにおいて高いレベルを持つ24歳の無敗王者。まさにRIZINフェザー級に新たな支配者が誕生したと言えるかもしれません。
まとめ:衝撃の王座交代劇と新時代の幕開け
RIZIN男祭りのメインイベントは、新星ラジャブアリ・シェイドゥラエフ選手の衝撃的な強さを見せつける結果となりました。王者クレベル・コイケ選手をわずか62秒でKOし、RIZINフェザー級のベルトを獲得。デビュー以来の無敗記録を14に伸ばしました。
その圧倒的なパフォーマンスは、「誰が彼に勝てるのか?」という大きな疑問をファンに投げかけています。RIZINフェザー級は、この”キルギスの犬鷲”を中心に新たな時代を迎えることになるのでしょうか?
新王者シェイドゥラエフ選手の今後の防衛ロード、そして彼に挑むであろう日本のトップファイターたちの動向から、ますます目が離せません!
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