ライアン・ベイダーって誰?RIZIN大晦日ヘビー級王座戦参戦の元ベラトール二階級王者の実力とは?

ライアン・ベイダーって誰?RIZIN大晦日ヘビー級王座戦参戦の元ベラトール二階級王者の実力とは? スポーツ

2025年5月4日、東京ドームで開催された「RIZIN男祭り」。熱戦が繰り広げられる中、リング上にRIZIN榊原信行CEOと共に現れた一人の大物ファイターが、会場と格闘技界に衝撃を与えました。その名はライアン・ベイダー

榊原CEOから、今年の大晦日に行われるRIZINヘビー級王座決定戦への参戦が発表されると、ベイダー選手は「100%、自分があなたがたのチャンピオンになると思う」と力強く宣言。

この突然のビッグニュースに、「ライアン・ベイダーって誰?」「どれくらい強い選手なの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか?

この記事では、RIZINヘビー級の頂点を狙うことになったライアン・ベイダー選手について、その経歴、実績、そして強さの秘密を徹底解説します。これを読めば、彼が大晦日の主役候補である理由がきっとわかるはずです!

ライアン・ベイダーとは? 基本プロフィールと驚異のバックボーン

ライアン・”ダース”・ベイダー(Ryan “Darth” Bader)選手は、1983年6月7日生まれ、アメリカ合衆国ネバダ州リノ出身の41歳(2025年5月時点)。

身長188cm、体重104kgという恵まれた体格を持つヘビー級/ライトヘビー級ファイターです。

彼の格闘技のルーツはレスリングにあります。7歳からレスリングを始め、高校時代にはネバダ州王者に2度輝き、全米3位に入賞。名門アリゾナ州立大学に進学後も、レスリング界最高峰のNCAAディビジョン1でオールアメリカンに2度選出されるなど、輝かしい実績を残しています。

ちなみに、当時のチームメイトには元UFCヘビー級王者のケイン・ヴェラスケスもいました。

このエリートレスラーとしてのバックボーンが、彼のMMAキャリアの強固な基盤となっています。

輝かしい実績:ベラトール二階級制覇とTUF優勝

ライアン・ベイダー選手の名前を格闘技界に轟かせたのは、数々のタイトル獲得実績です。

  • The Ultimate Fighter (TUF) 8 優勝 (UFC):2008年、登竜門的リアリティショーTUFのライトヘビー級トーナメントで優勝し、鳴り物入りでUFCデビュー。
  • 元Bellator世界ライトヘビー級王者:2017年、Bellator移籍初戦でフィル・デイヴィスを破り王座獲得。一度防衛にも成功。
  • 現Bellator世界ヘビー級王者:2019年、ヘビー級ワールドグランプリ決勝で”皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードルをわずか35秒でKOし優勝。Bellator史上初の二階級同時王者に輝きました。現在もヘビー級王座を保持しており、ヒョードルとの再戦(引退試合)を含む3度の防衛に成功しています。

UFCでトップ戦線で活躍した後、Bellator移籍後はさらに実績を積み上げ、ライトヘビー級とヘビー級の二階級制覇という偉業を成し遂げた、まさにレジェンド級のファイターなのです。

強さの秘密:エリートレスリングと破壊力抜群の打撃

ベイダー選手の最大の武器は、やはり大学トップレベルで鳴らした強力なレスリングです。

相手をテイクダウンし、トップポジションからコントロールする能力は世界トップクラス。グラウンドでのパウンド(鉄槌)も非常に強力です。

しかし、彼は単なるレスラーではありません。通称「ダース」の名の通り(入場曲はダース・ベイダーのテーマのアレンジ)、破壊力のある打撃も兼ね備えています。これまでに13のKO/TKO勝利を挙げており、特に右の強打は一撃で試合を決める威力を持っています。

主な対戦相手を見ても、

  • アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(2度勝利)
  • クイントン・”ランペイジ”・ジャクソン
  • ラシャド・エヴァンス
  • フィル・デイヴィス(2度勝利)
  • キング・モー
  • マット・ミトリオン
  • エメリヤーエンコ・ヒョードル(2度KO勝利)

など、錚々たるレジェンドやトップファイターたちを打ち破ってきました。

レスリングによるゲームコントロールと、一撃必殺の打撃を併せ持つ、完成度の高いMMAファイターと言えるでしょう。

近年の戦績と現在地:RIZIN参戦への期待

41歳とベテランの域に入っていますが、その実力は健在です。

2023年2月には、ヒョードルの引退試合の相手を務め、再び初回TKO勝利でBellatorヘビー級王座を防衛しています。

直近の試合(2024年2月、PFL vs Bellator)では、PFLヘビー級王者ヘナン・フェレイラにまさかの21秒TKO負けを喫しましたが、Bellatorヘビー級王者としての地位は揺らいでいません。

今回、榊原CEOのオファーを受け、2012年のUFC日本大会以来となる日本での試合、そしてRIZIN初参戦を決意。「オープニングセレモニーから試合もファンもカルチャーも素晴らしい。とても興奮したし、戦いたくなった」と語るなど、RIZINの舞台に強い魅力を感じているようです。

大晦日には、現在進行中のRIZINヘビー級GPの優勝者と、初代RIZINヘビー級王座を賭けて戦うことが決定。世界トップレベルの実績と実力を持つベイダー選手の参戦は、RIZINヘビー級戦線を一気に活性化させる起爆剤となるでしょう。

まとめ:RIZINヘビー級に”本物”襲来!大晦日はどうなる?

今回、RIZIN大晦日のヘビー級王座決定戦への参戦が発表されたライアン・ベイダー選手について解説しました。

  • NCAA D1オールアメリカンのエリートレスラー
  • 元UFCトップランカー、TUF優勝者
  • Bellator史上初の二階級同時制覇王者(現ヘビー級王者)
  • レスリングと強打を兼ね備える完成度の高いファイター

まさに「本物中の本物」が、RIZINのベルトを獲りにやってきます。果たしてRIZINヘビー級GPを勝ち上がるのは誰なのか?そして、その勝者は大晦日にライアン・ベイダーという巨大な壁を乗り越え、初代王者のベルトを巻くことができるのか?

今年のRIZINヘビー級戦線、そして大晦日から目が離せません!

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