総務省は12月18日に定形封書(25g以下)の郵便料金の上限を84円から110円に引き上げる省令改正案を審議会に諮問ししました。
改正案が認められれば、日本郵便は値上げする方針になっています。
- 定型郵便料金を2024値上げするのはなぜ?
- 理由や背景を調査!
これらについてお話していきます!
定型郵便料金を2024値上げするのはなぜ?
2027年度に3000億円を超える大規模赤字が試算されたため
このままいくと、営業赤字の額が3000億円を超えるようです
2007年の郵政民営化後、2022年に初めて赤字になりました。営業損益は211億円の赤字だったそうです
そこから2027年の赤字を試算したときに3000億円まで跳ね上がる理由はいったい何でしょうか・・・
以下背景についてお話していきます
背景は?
- 郵便利用の減少
- 物価高により人件費増額
それぞれお話していきます
郵便利用の減少
値上げをしなければいけない理由の一つに「郵便利用の減少」があります
郵便物数のピークは2001年度の262億通だったのに対し、2022年度では144億通まで減りました
約45%減少となり、かなり郵便離れが起きていることが分かります
たしかに個人的な連絡は郵便ではなくメールやラインなどで済ます人も多くなり、年賀状も送らない人が増えた印象があります
さらに総務省は2028年度には115億通まで減少することを見込んでいます
年々郵便物が減り続けている状況は止めることが出来そうにないです
物価高により人件費増額
郵便事業の営業費用のうち人件費は4分の3を占めています
物価高による影響により、基本給の底上げを実施し人件費が増えています
物価高の背景には、コロナウイルスの影響・円安の進行・ロシアウクライナ情勢による影響などがあり、すぐに解消される可能性は低いです
様々な物価高が起きている中で、郵便料金については30年ぶりの値上げ(定型郵便25g以下)となるため、どちらかといえば頑張ってきた方だと思います
本来ならもっと早くすべきだったのかも・・・とも思えますが、25g以下の郵便は基礎的なものとして「郵便法」の関連省令で料金の上限額を定めています
国民にとって郵便は必要なものという認識だからこそ最後の砦として値上げに踏み切ったのかもしれません
総務省は今回の25g以下の封書の値上げについては、
「25年度の黒字を達成できる最小限の上げ幅」と説明しています
値上げが可能なギリギリのラインだということですね・・・
値上げは嫌ですが、仕方ないことだと理解しなければいけないのかもしれません・・・
まとめ
定型郵便料金を2024値上げするのはなぜ?理由や背景を調査!についてお話しました!
値上げするのは、国民の負担が増えることになるのっで「またか・・・」という思いを持つ人が多いかと思います
しかし郵便料に関してはかなり今まで頑張ってきた方だと思います
ギリギリのラインで値上げしているので、こちらも仕方がないと理解することも必要かもしれませんね・・・
読んでいただきありがとうございました!
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