映画オッペンハイマーがついに日本でも公開することになりました!
映画は2023年7月21日に全米で公開され、現在までに世界興行収入が9億5000万ドル(1425億円)を超え、実在の人物を描いた伝記映画作品として歴代NO.1を獲得しするなど話題になっています!
そんな話題作でしたが、実は日本では公開することが未定だったのですが、なぜ公開に踏み切ることが出来たのでしょうか
- 映画オッペンハイマーが日本で公開が決定した理由は?
- 日本公開日は?
これらについてお話していきます!
映画オッペンハイマーが日本でなぜ急に公開することになった?
そもそもなぜ日本は公開に踏みとどまっていたのか?
2023年10月末時点でも公開することが何も発表されておらず、公開は未定とされてきました
- 「東宝東和」が公開に踏み切らなかった
- 被爆国である日本や、被爆者とその遺族に対する配慮
- 「バーベンハイマー」炎上騒動
オッペンハイマーの配給権を持つ米ユニバーサル・ピクチャーズの作品を日本で多く手掛ける「東宝東和」は難色を示していたようです
本作を配給する米ユニバーサル・ピクチャーズの作品を日本で多く手掛ける「東宝東和」は「今のところ米国の会社側から何も指示を受けていないので、公開するかどうか分からない」と歯切れが悪い。
引用元:東京新聞
難色を示した理由は、映画のテーマでもある「原爆」に対して、広島・長崎の原爆投下を連想させるからという理由があると思われます
実はオッペンハイマーは、原爆投下や実際の被害を直接的に描いてはおらず、そのシーンもないそうです。
ですが、アメリカの視点から原爆の開発・投下といったデリケートな歴史事実を取り扱っているため、これが日本で強烈な反応を引き起こす可能性があり、そのリスクを避けるために劇場での公開を慎重に検討していたと思われます
確かに賛否両論があるテーマですね・・・
また、さらに公開に踏み出せなかった理由の一つとして、「バーベンハイマー」炎上騒動があります
全米でオッペンハイマーと同時公開された「バービー」のキャラクターの髪型が、キノコ雲にアレンジされた画像などがソーシャルメディアに投稿されることが流行したが、これに対して日本国内で非難の声が相次ぎました
どっちもかなり人気の映画だったから、組み合わせただけだよ!ということですが、日本としては複雑でした・・・
日本公開が決まった理由は?
「東宝東和」ではなく、「ビターズ・エンド」の配給で、2024年に日本で公開されることが決定しました
東宝東和」はやはりリスク回避のため配給は難しいと断念したのかもしれません
今回配給元となった「ビターズ・エンド」は、議論・検討を重ねた上での日本公開に踏み切ったというコメントを出しています
「弊社ビターズ・エンドは、クリストファー・ノーラン監督作『オッペンハイマー』を2024年、日本公開いたします。本作が扱う題材が、私たち日本人にとって非常に重要かつ特別な意味を持つものであるため、さまざまな議論と検討の末、日本公開を決定いたしました。作品を観た上で、クリストファー・ノーラン監督の手による、伝統的な作劇手法を超越した唯一無二の映画体験には、大スクリーンでの鑑賞が相応しいと考えております。日本公開の際には観客の皆様ご自身の目で本作を御覧いただけますと幸いです。」
引用元:https://cinema.ne.jp/article/detail/52260?page=1
賛否両論のテーマではありますが、今回公開に踏み切れた理由を予想できます
- 映画の主題は、原子爆弾ではなくオッペンハイマーの半生であること
- 原爆の背景やその後を日本人が知ること
本作は、原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーをテーマにした映画ではあるのもの、焦点となるのは、「オッペンハイマーが何を見て・何を感じ・何を考えたのか」というオッペンハイマー自身の映画であること
オッペンハイマーが研究者として原爆開発にのめりこむ姿が前半の中心となるが、開発者として現実を目の当たりにしたときに感じた後悔、苦悩などオッペンハイマーの人生そのものを感じることができる映画です
原爆をテーマにしているものの、物語の中心となるのはあくまでもオッペンハイマーということなんですね
世界で唯一原爆投下された日本にとって、やはり今回のテーマは触れたくない問題タブーであることと思う人も中にはいるでしょうが、逆にそれを知らない世代や原爆の裏での開発者の苦悩を知ることは日本にとっても理解すべき点ではないかという見方もあります
今回配給元となる「ビターズ・エンド」はもしかしたら批判覚悟で乗り出したのかもしれません
ですがやはりオッペンハイマーは日本人こそ見るべきなのではないかと私は考えます
賛否両論は映画公開後もあると思いますが、まずは公開に踏み切ってくれたことに感謝したいですね♪
まとめ
今回は、映画オッペンハイマーが日本でなぜ急に公開することになった?理由や公開日を調査!についてお話しました!
様々な議論・検討があった中で映画公開となり、本当に良かったです!
日本人こそこの映画から読み取れること、感じることは多くあるかもしれません
公開が待ち遠しいです♪
読んでいただきありがとうございました!
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