国際政治学者として、またコメンテーターとして独自の視点で発言を続けてきた三浦瑠麗さん。
2024年4月に離婚を発表し、多くの人々を驚かせました。その背景には何があったのでしょうか?
そして、テレビから少し距離を置いた今、彼女が見つけた「今の幸せ」とは?この記事では、三浦瑠麗さんの離婚の経緯、元夫・三浦清志氏に何があったのか、そして変化した家族との関係性について、最新のインタビューや情報をもとに詳しく掘り下げていきます。
三浦瑠麗さん、離婚を発表「夫婦を卒業しました」その背景とは?
2024年4月26日、三浦瑠麗さんは自身のSNSで「先日、夫婦を卒業しました。友人になりました」と離婚したことを公表しました。
さらに「わたくし事ですが、三浦姓を選びましたのでお知らせいたします」と、離婚後も三浦姓を名乗ることを明らかにしています。
この離婚発表の約1年前、2023年には当時の夫であった三浦清志氏が逮捕されるという大きな出来事がありました。
この件について、三浦瑠麗さんはENCOUNTのインタビューで「もちろんショックはありました」としながらも、「私にとって人生で最もつらい出来事だったかというと、そうではありません」と語っています。
彼女は過去に性暴力被害や長女の死産といった壮絶な経験も公にしています。
夫の逮捕という事態は、夫婦関係を見つめ直す大きなきっかけとなったようです。
三浦さんは「彼のことを理解していたつもりが、実際には知らないことがたくさんあったのです。それに気づいたとき、自分自身を知り直す必要があると感じたんです。彼を知るということは、同時に自分を知ることでもあった。怠っていた努力を、ようやく始めたような感覚でした」と述べており、この期間が自己と向き合う重要な時間であったことを示唆しています。
元旦那・三浦清志氏に何があったのか?逮捕から裁判までの経緯
三浦瑠麗さんの元夫である三浦清志氏は、投資会社「トライベイキャピタル」の代表取締役社長を務めていました。彼に一体何があったのでしょうか。
- 2023年1月:トライベイキャピタルが太陽光発電事業への出資をめぐり、詐欺容疑で告訴され、東京地検特捜部による家宅捜索を受ける。
- 2023年3月7日:三浦清志氏が、自身が管理などを任されていた会社の預金口座から業務目的外で計4億2千万円を振り込ませたとして、業務上横領容疑で逮捕される。
- 2023年3月27日:業務上横領罪で起訴される。初公判では無罪を主張。
- 2025年1月14日(記事執筆時点での報道による):東京地裁から懲役6年の実刑判決が言い渡されたと報じられる。弁護側は即日控訴したとのことです。(※裁判の状況は変化する可能性があります)
この一連の事件は、三浦瑠麗さん自身のメディア露出にも影響を与えたと言われています。
当時、三浦瑠麗さんは公式サイトで「私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございます」と自身の関与を否定しつつ、「家族として、夫を支えながら推移を見守りたい」とコメントしていました。
離婚理由は「夫の逮捕」だけではない?三浦瑠麗さんが語る“気づき”の深層
夫の逮捕という衝撃的な出来事は、離婚の大きな要因の一つであったことは想像に難くありません。
しかし、三浦瑠麗さんの言葉からは、それだけではない、より深い内面的な変化があったことがうかがえます。
ENCOUNTのインタビューで彼女は、夫が逮捕・勾留され、結果的に別居を強いられた期間が「夫との関係や距離を見つめ直す時間にもなった」と語っています。
そして前述の通り、「彼のことを理解していたつもりが、実際には知らないことがたくさんあった」「彼を知るということは、同時に自分を知ることでもあった」という言葉は、この出来事を通じて、夫だけでなく自分自身についても深く洞察する機会になったことを示しています。
この経験は、家族観にも変化をもたらしました。
「若い頃は『親元から離れたい』と思っていたのに、今はホームパーティーを開いたり、家族と交流することが穏やかでかけがえのない時間だと思えるようになったんです」と語り、家族と過ごす時間の大切さを再認識したようです。
離婚後の三浦瑠麗さん – テレビを離れ、娘と旅して見つけた“今の幸せ”とは?
元夫の事件以降、三浦瑠麗さんのテレビ出演は途絶えましたが、彼女は新たな形で「今の幸せ」を見出しているようです。
娘さんとの関係性 – 名字を変えなかった理由
離婚後、名字を変えなかったのは「中2になる娘の希望がすべて」だったと明かしています。
「学校で名字が変わるのが嫌だって言われて、『じゃあ変えないでおこう』って。離婚は大人の都合ですから、子どもにはできるだけ安心して過ごしてほしい」と、娘さんの気持ちを最優先した決断でした。
この姿勢は、彼女が別のインタビューで「わたしは子どもに自分で選択をさせました」「子どもの意思を尊重すべき」と語っていることにも通じます。
最近では、娘さんと二人でシチリアを旅したり、妹夫婦と出かけるなど、以前は思い立ってもすぐにはできなかったことが自然にできるようになったと語り、「自由って、他者と自分の関係性が変わったときに感じられるものなんですよね」と、新たな自由を実感しているようです。
新たな発信の場 – YouTube『るりチャンネル』と“自分の言葉”
現在は執筆業に加え、2024年2月から新たに開設したYouTubeチャンネル『るりチャンネル』が新たな発信の場となっています。
テレビでの発言の制約について、「プラットフォームに合わせて自分を調整しなければならないのがずっと不自由でした」「切り取られた言葉がネットニュースで取り上げられ、文脈を離れて独り歩きしていくのは、しんどかった」と振り返り、今は「ようやく、“自分の言葉”で語れている実感があります」と述べています。
再婚の可能性は?
気になる再婚の可能性について聞かれると、「結婚はもういいかな。うちには愛猫のオス、レオがいます。男性はレオで十分かなと思っています」と笑顔で答えています。
『ひとりになること』というエッセーのタイトルが示すように、今の彼女は新たな自由の中で、自分らしい生き方を見つけ出しているようです。
まとめ:困難を乗り越え、三浦瑠麗さんが見つけた新たな生き方
三浦瑠麗さんの離婚は、元夫の逮捕という大きな出来事がきっかけとなりつつも、それ以上に彼女自身が自己と向き合い、家族との関係性や自身の生き方を見つめ直す重要な転換期となったようです。
テレビという表舞台から距離を置いた今、娘さんとの時間を大切にし、YouTubeという新たなプラットフォームで“自分の言葉”を発信することで、穏やかで自由な「今の幸せ」を築いている姿が印象的です。
様々な困難を経験しながらも、それを乗り越えていく三浦瑠麗さんのこれからの活動にも注目していきたいですね。
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