2025年5月16日公開の映画『金子差入店』。SUPER EIGHTの丸山隆平さんが8年ぶりに映画主演を務めることでも話題の本作は、刑務所や拘置所への差し入れを代行する「差入屋」という知られざる職業を舞台にしたヒューマンサスペンスです。
「一体どんな物語なの?」「あらすじを詳しく知りたいけど、ネタバレは避けたい…」「原作はあるの?キャストは誰が出ているの?」
映画公開を前に、そんな疑問や期待が高まっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、映画『金子差入店』の気になるあらすじをネタバレなしで分かりやすく解説!
さらに、豪華キャスト陣や原作の有無、作品のテーマについても深掘りしていきます。
これを読めば、映画館に足を運ぶのがますます楽しみになること間違いなしです。
映画『金子差入店』の基本情報:公開日・上映時間・監督は?
まずは、映画『金子差入店』の基本的な情報を押さえておきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | 金子差入店(かねこさしいれてん) |
劇場公開日 | 2025年5月16日 |
上映時間 | 125分 |
製作国 | 日本 |
配給 | ショウゲート |
監督・脚本 | 古川豪 |
主題歌 | SUPER BEAVER「まなざし」 |
レーティング | G |
公式サイト | 映画『金子差入店』公式サイト |
監督・脚本は、本作が長編初監督作となる新鋭・古川豪さん。
自身のオリジナル脚本で、構想から11年の歳月をかけてこの物語を創り上げました。
主題歌は人気ロックバンドSUPER BEAVERの「まなざし」。
古川監督が助監督を務めた『東京リベンジャーズ』シリーズでの縁から実現したコラボレーションで、作品の世界観を彩ります。
本作は、第29回釜山国際映画祭のコンペティション部門〈NEW CURRENTS〉、第31回ヴズール国際アジア映画祭コンペティション部門に正式出品されるなど、国内外で高い評価を得ています。
【ネタバレなし】映画『金子差入店』の気になるあらすじは?
それでは、注目の映画『金子差入店』のあらすじを、ネタバレに配慮しながらご紹介します。
物語の主人公は、金子真司(丸山隆平)。
彼は妻の美和子(真木よう子)と共に、刑務所や拘置所に収容された人々への差し入れを代行する「差入屋」を営んでいます。
この店は、伯父の星田(寺尾聰)から引き継いだもので、住居兼店舗で、引退した星田と10歳になる息子の和真(三浦綺羅)と一緒に暮らしています。
真司は人には言えない過去を抱え、息子のために生き直そうと決意していました。
そんな穏やかな日常は、ある日突然崩れ去ります。
和真の幼馴染である少女・花梨が、何の関係もない男に殺害されるという凄惨な事件が発生するのです。
一家が深い悲しみとショックから立ち直れないでいる中、真司のもとに差入の依頼が舞い込みます。依頼主は、なんと花梨を殺害した犯人・小島高史(北村匠海)の母親、こず江(根岸季衣)でした。
「息子に差し入れをしたい」という依頼に、差入屋としての仕事を全うしようとする真司。
しかし、犯人である小島と面会を重ねるうち、彼の常軌を逸した応対に感情を激しく揺さぶられ、「なぜ、何のために殺したのか」という疑問と怒りが日に日に募っていきます。
そんな時、真司はもう一人の印象的な人物と出会います。
それは、毎日のように拘置所を訪れる女子高生、二ノ宮佐知(川口真奈)。
彼女はなぜか、自分の母親を殺した男・横川哲(岸谷五朗)との面会を強く求めていました。
この二つの不可解な事件と向き合う中で、真司自身の隠された過去が徐々に明らかになり、それは金子家の家族の絆をも揺るがしていくことになります――。
「差入屋」という特異な仕事を通して描かれる、罪を犯した者、その家族、そして被害者とその家族。それぞれの想いが交錯し、人間の可笑しさと切なさ、そして希望の光を追いかける、魂を震わせるヒューマンサスペンスです。
映画『金子差入店』で鮮烈なデビューを飾る新人女優・川口真奈さんについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
【2025年最新】川口真奈のwiki風プロフィール!映画『金子差入店』で話題の新人女優の経歴や出演作は?
映画『金子差入店』に原作はあるの?
これだけ重厚な物語となると、「原作はあるの?」と気になる方も多いでしょう。
映画『金子差入店』は、監督・脚本を務める古川豪さんによるオリジナルストーリーです。
古川監督が長年温めてきた企画であり、特定の原作小説や漫画は存在しません。
スクリーンで初めて明かされる、完全オリジナルの物語にご期待ください。
映画『金子差入店』の豪華キャスト陣を一挙紹介!
本作の魅力の一つは、実力派俳優たちが織りなす濃密な人間ドラマです。主要キャストをご紹介します。
- 金子真司 役:丸山隆平 (SUPER EIGHT)
- 人に言えない過去を抱え、差入屋を営む主人公。
- 金子美和子 役:真木よう子
- 真司の妻。世の中の価値観に惑わされず、自らの信念を貫く。
- 金子和真 役:三浦綺羅
- 真司と美和子の10歳の息子。
- 二ノ宮佐知 役:川口真奈
- 母親を殺した男との面会を求める謎の女子高生。
- 小島高史 役:北村匠海
- 和真の幼馴染を殺害した罪で拘置所に収容された男。
- 徳山詩織 役:村川絵梨
- 殺害された少女・花梨の母。
- 久保木 役:甲本雅裕
- 金子家と関係の深い弁護士。
- 小島こず江 役:根岸季衣
- 小島高史の母。
- 横川哲 役:岸谷五朗
- 二ノ宮佐知が面会を求める男。
- 金子容子 役:名取裕子
- 真司の母。
- 星田辰夫 役:寺尾聰
- 真司の伯父で、差入店の元店主。
主演の丸山隆平さんをはじめ、真木よう子さん、北村匠海さん、寺尾聰さんといった日本映画界を代表する俳優陣に加え、フレッシュな魅力の三浦綺羅さん、川口真奈さん、そして実力派の村川絵梨さん、岸谷五朗さん、名取裕子さんらが脇を固めます。
それぞれのキャラクターがどのように物語に絡み合い、観る者の心を揺さぶるのか、目が離せません。
村川絵梨さんの詳しいプロフィールや出演作については、こちらの記事もぜひご覧ください。
村川絵梨のwiki風プロフィールを徹底解剖!【2025年最新】気になる経歴や話題の出演作は?
映画『金子差入店』のテーマとは?「差入屋」を通して描かれるもの
本作のタイトルにもなっている「差入屋」とは、刑務所や拘置所に収容された人々への差し入れを代行する専門店のこと。
差し入れには厳しい審査や検閲のルールがあり、それらを熟知した上で、様々な事情から面会に行けない人に代わって面会室へ出向くこともある、非常に特殊な仕事です。
映画『金子差入店』は、この「差入屋」という仕事を通して、
- 家族の絆
- 罪と罰
- 加害者と被害者の家族
- 過去との向き合い方
- 社会の理不尽さと希望
といった、普遍的でありながらも深く考えさせられるテーマを描き出しています。
監督は「この混迷の時代を懸命に生きる者たちへの熱い想いが込められた歌詞が心に響く」と主題歌について語っており、作品全体を通して、困難な状況の中でも希望を見出そうとする人々の姿が力強く描かれることが期待されます。
観終わった後に、家族や大切な人との繋がりについて、そして社会のあり方について、改めて考えるきっかけを与えてくれる作品と言えるでしょう。
まとめ:映画『金子差入店』のあらすじと見どころを押さえて劇場へ!
今回は、2025年5月16日公開の映画『金子差入店』について、気になるあらすじをネタバレなしでご紹介し、キャストや原作の有無、作品のテーマについても解説しました。
「差入屋」というユニークな設定を舞台に、豪華キャストが織りなす重厚な人間ドラマ。オリジナル脚本で描かれる予測不能な物語は、観る者の心を強く揺さぶることでしょう。
あらすじを読んで興味を持った方は、ぜひ劇場で、金子真司とその家族がどのような運命を辿るのか、そして彼らが何を見つけ出すのか、その目で見届けてください。
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