女子プロレス界に激震!スターダムの絶対的アイコン、岩谷麻優選手が2025年4月28日、突如として退団を発表しました。
前日の横浜アリーナ大会でIWGP女子王座から陥落したばかり。
あまりにも衝撃的なニュースに、多くのファンが「なぜ?」「これからどうなるの?」と戸惑いを隠せません。
この記事では、岩谷麻優選手の電撃退団について、以下の点を詳しく掘り下げていきます。
- 退団発表までの経緯(IWGP女子王座陥落)
- 退団の理由は?本人のコメントから読み解く
- 「スターダムのアイコン」岩谷麻優の功績と唯一無二の存在感
- IWGP女子王座戦線とSareee選手の動向への影響は?
- 岩谷麻優選手の今後の活動はどうなる?
長年スターダムを応援してきた方も、最近女子プロレスに興味を持った方も、この衝撃的な出来事の背景と今後の展望を一緒に見ていきましょう。
衝撃のIWGP女子王座陥落…「新たな道を探す」発言の真意とは?
退団発表の前日、2025年4月27日に開催されたスターダム横浜アリーナ大会「ALL STAR GRAND QUEENDOM 2025」。
メインイベント級の注目を集めたIWGP女子選手権試合で、王者・岩谷麻優選手は挑戦者・朱里選手と激突しました。
2023年4月23日にメルセデス・モネ選手を破って以来、約2年間、9度の防衛に成功してきた岩谷選手。
オカダ・カズチカ選手のIWGPヘビー級王座最多防衛記録(12回)更新も視野に入れていた、まさに「IWGPと共に歩んできた」2年間でした。
しかし、試合は朱里選手の猛攻に苦しむ展開に。
岩谷選手も得意のムーンサルトプレスや二段式ドラゴンスープレックスで反撃しますが、最後は朱里選手のクロスアーム式朱世界に沈み、3カウント。長く守り抜いたベルトを失う結果となりました。
試合後、大粒の涙を流しながらマイクを持った岩谷選手は、新王者となった朱里選手を称えつつ、ファンに向けてこう語りました。
「このスターダムのリングが大好きです。けど、そのベルトなくなったから、そのベルトの未来は朱里さんに託します。そのベルト本当に本当に重たいベルトです。岩谷麻優から取ったベルトなんだから、これからも防衛し続けてください。スターダムのアイコン岩谷麻優は新たな道を探します」
(出典:東スポWEB 2025年4月27日配信記事)
この「新たな道を探します」という言葉が、翌日の退団発表に繋がるとは、この時誰が予想できたでしょうか。
バックステージでも「IWGPのベルトのことだけを考えてやってきたけど、すみません…何も言葉が出ないです」と涙ながらに語るのが精一杯だった岩谷選手。
ベルトへの強い想いが伝わってきます。
電撃退団の理由は?「ベルトがなければ意味がない」過去の発言も
そして翌4月28日、スターダムは岩谷麻優選手の退団を正式に発表しました。
明確な退団理由は本人や団体からは語られていません。
しかし、IWGP女子王座戦前に、岩谷選手が東スポWEBの取材に対して語っていた言葉が思い出されます。
「このベルトがなかったらスターダムに居続ける意味もないぐらいの気持ちで戦わなきゃいけないと思う」
(出典:東スポWEB 2025年4月28日配信記事)
この発言と、王座陥落直後の「新たな道を探す」というコメントを繋ぎ合わせると、「IWGP女子王座を失ったこと」が退団の大きな引き金になったと考えるのが自然かもしれません。
2年間、文字通りすべてを懸けて守ってきたベルトを失った喪失感は、想像を絶するものがあるでしょう。
もちろん、これが全てではない可能性もあります。新たな挑戦への意欲、環境を変えたいという思いなど、様々な要因が重なった結果なのかもしれません。
唯一無二の「スターダムのアイコン」岩谷麻優とは?
岩谷麻優選手は、2011年1月のスターダム旗揚げメンバー(1期生)としてデビュー。
当初は「ポンコツ」と呼ばれ、引きこもりだった過去を持つ異色のレスラーでした。
- デビュー: 2011年1月23日
- 主な功績:
- シンデレラ・トーナメント 2連覇 (2015, 2016)
- 5★STAR GP 優勝 (2018)
- ワールド・オブ・スターダム王座 2度戴冠
- ワンダー・オブ・スターダム王座 2度戴冠
- スターダム管理全王座制覇(グランドスラム)達成 (史上唯一)
- IWGP女子王座 戴冠 (第3代)
- WOH世界王座 戴冠 (第3代)
- プロレス大賞 女子プロレス大賞 受賞 (2019)
- プロレス大賞 話題賞 受賞 (2024)
- ニックネーム: 世界に轟くスターダムのアイコン、家出レスラー、ポンコツレスラー
数々の困難を乗り越え、スターダムの主要タイトルを全て獲得する「グランドスラム」を唯一達成。そのドラマチックなレスラー人生と、リング上での華やかで激しいファイトスタイル、そしてリング外での天然なキャラクターで、男女問わず多くのファンを魅了してきました。
2024年には、自身の経験を原案とした映画『家出レスラー』が公開されるなど、まさに団体の「顔」「アイコン」として、スターダムを牽引し続けてきた存在です。彼女の退団は、スターダムにとって計り知れない損失と言えるでしょう。
IWGP女子戦線はどうなる?Sareee選手の動向にも注目
岩谷選手の退団により、今後のIWGP女子王座戦線も大きく動く可能性があります。
新王者となった朱里選手は、岩谷選手への敬意を示しつつ「私がさらにこのIWGPの価値を高めていきます」と宣言。実力者である彼女が、今後どのような防衛ロードを歩むのか注目されます。
そして、もう一人、この王座戦線に大きな影響を与えそうなのが、“プロレス界の太陽神” Sareee選手です。
Sareee選手は以前からIWGP女子王座への強い欲求を示しており、4.27横浜アリーナ大会に来場し、岩谷vs朱里の勝者に挑戦表明することを宣言していました。
「どっちが勝っても取りに動きます」
「動かないと何も始まらないし、欲しいものは自分の手でつかみ取るしかないですよね」(出典:週刊プロレス 2025年4月27日配信記事)
岩谷選手へのリベンジを望んでいたSareee選手ですが、新王者が朱里選手となった今、彼女のターゲットは朱里選手に向かうことになるでしょう。
朱里選手とSareee選手は、今年3月のSareee自主興行で30分ドローとなっており、決着戦への機運は高まっています。
岩谷麻優という絶対的なアイコンが去った後のIWGP女子戦線は、朱里選手とSareee選手を中心に、新たな局面を迎えることになりそうです。
岩谷麻優はどこへ向かう?今後の活動予想とファンの声
現時点で、岩谷選手の今後の活動については何も発表されていません。考えられる可能性としては、
- フリーランスとしての活動: 国内外問わず、様々な団体のリングに上がる。
- 海外団体への移籍: WWEやAEWなど、新たな活躍の場を求める。
- 新団体への参加: ロッシー小川氏の新団体など、新たなプロジェクトに関わる。
- 一時的な休養: 長年の激闘の疲れを癒す。
などが挙げられますが、全ては憶測の域を出ません。
SNS上では、ファンから驚きと悲しみの声と共に、「どこへ行っても応援する」「麻優ちゃんのプロレスがまた見たい」「ゆっくり休んでほしい」といった、彼女の決断を尊重し、今後の活躍を願う温かいメッセージが溢れています。
「引きこもりでポンコツだった私」から「世界に轟くスターダムのアイコン」へと駆け上がった岩谷麻優選手。彼女が選ぶ「新たな道」がどのようなものになるのか、今はただ続報を待ちたいと思います。
まとめ:スターダムのアイコン・岩谷麻優の新たな旅立ち
スターダムのアイコン・岩谷麻優選手の電撃退団は、女子プロレス界にとって大きな衝撃となりました。IWGP女子王座陥落直後の発表であり、「ベルトへの強い想い」が今回の決断に繋がった可能性は高いと考えられます。
14年以上に渡りスターダムを最前線で支え、数々の感動とドラマを生み出してきた岩谷選手。彼女の功績は色褪せることがありません。
スターダムを離れ、「新たな道」を探すことを決めた岩谷麻優選手の未来が、輝かしいものであることを願うとともに、今後の動向を引き続き注目していきましょう。
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