シカゴ・カブスの今永昇太投手が、2025年4月29日(日本時間30日)に行われた敵地ピッツバーグ・パイレーツ戦で、まさかのアクシデントに見舞われました。
5回まで無失点と快投を続けていた今永投手でしたが、6回のマウンドで突如異変を訴え緊急降板。球場は一時騒然となり、日本のファンからも心配の声が多く上がっています。
「今永投手、大丈夫なの?」「怪我の具合は?」「次の登板は?」
そんなファンの皆さんの疑問や心配に応えるべく、この記事では緊急降板の状況、原因、指揮官のコメント、そして試合結果について詳しくお伝えします。
まさかのアクシデント…6回途中で緊急降板
この日、今永投手は初回を三者凡退に抑えるなど、上々の立ち上がりを見せます。
4回には味方打線がケリー捕手の7号2ランで先制、5回にもクローアームストロング外野手の6号2ランで追加点を挙げ、4点の援護をもらいます。
5回裏には2アウト満塁のピンチを招きますが、好打者レイノルズを見逃し三振に斬って取り、雄叫びを上げました。ここまでは、まさにエースの投球でした。
しかし、アクシデントは突然起こります。
6回表、先頭打者のアンドリュー・マッカチェン外野手にこの試合初めてとなる長打(左中間二塁打)を浴びた直後、今永投手は苦悶の表情を浮かべ、右足付近を気にする素振りを見せました。
すぐにカウンセル監督やトレーナー、通訳がマウンドへ駆け寄り、しばらく会話した後、監督が交代を決断。今永投手は右足を引きずるようにして、無念の降板となりました。
この日の投球内容は以下の通りです。
- 投球回:5回 0/3
- 投球数:87球
- 被安打:6
- 失点:0
- 奪三振:3
- 与四球:1
突然の出来事に、中継を見ていたファンからは驚きと心配の声がSNS上に溢れました。
「今永どうした!?大丈夫か…?」
「顔をしかめてたけど、重症じゃないといいな…」
「軽傷でありますように…祈るしかない」
降板の原因は「足のけいれん」 指揮官は「問題ない」
降板直後から様々な情報が飛び交いましたが、現地メディアや球団からの発表によると、降板の原因は「両脚の痙攣(けいれん)」とのことでした。
試合後の取材に応じたクレイグ・カウンセル監督は、今永投手の状態について次のようにコメントしています。
「両脚が痙攣していた。今は大丈夫のようだ。問題はない」
深刻な怪我の可能性も心配されましたが、指揮官のコメントからはひとまず重傷ではない様子がうかがえ、少し安心したファンも多いのではないでしょうか。
とはいえ、痙攣が起きた原因(気温、疲労、水分不足など)や、次回の登板への影響については、まだ不透明な部分もあります。今後の回復具合や球団からの続報を待ちたいところです。
打線爆発で9-0快勝!今永に3勝目
今永投手の緊急降板というアクシデントはありましたが、カブス打線はこの日も好調でした。
4回のケリー捕手、5回のクローアームストロング外野手に続き、7回には「3番・指名打者」でスタメン出場した鈴木誠也外野手が、ライトスタンドへダメ押しとなる7号2ランホームラン!今永投手の後を受けたリリーフ陣を強力に援護しました。
後を受けたパレンシア投手も見事に無失点で切り抜け、カブスは9-0でパイレーツに快勝。規定により、5回を投げ切った今永投手に今シーズン3勝目(1敗)が記録されました。
アクシデントはあったものの、チームの勝利、そして自身の勝ち星に繋がったことは、今永投手にとっても不幸中の幸いと言えるでしょう。
「投げる哲学者」の今後の登板に注目
福岡県出身、駒澤大学から横浜DeNAベイスターズを経て、今シーズンからカブスでプレーする今永昇太投手。
DeNA時代には最多奪三振のタイトルを獲得し、WBCでは日本の世界一に大きく貢献しました。
そのクレバーな投球と、ヒーローインタビューなどで聞かれる知的な言葉選びから「投げる哲学者」の愛称でも親しまれています。
メジャー移籍後もその実力は遺憾なく発揮され、開幕投手やオールスター選出など、すでに多くの実績を残しています。
今回の緊急降板はヒヤリとしましたが、まずは大事に至らなかったことを祈りつつ、今後の回復と次回の登板を楽しみに待ちたいと思います。
引き続き、今永投手の活躍に注目していきましょう!
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