【卵不足】ブラジルの卵は生卵で食べられないのはなぜ？

4月7日、北海道で高病原性鳥インフルエンザの感染が確認され約31万羽の殺処分をすることとなりました

最近のニュースでは、「卵不足」「鳥インフルエンザ」「卵の価格高騰」のキーワードが良く見られます

卵不足により、ブラジルの卵を輸入するとの噂も・・・

それについて今回はご説明します

現在の卵不足・鳥インフルエンザの状況は？

卵の価格高騰の現状は？

ブラジルの卵を輸入するって本当？

についてご説明していきます！(*^_^*)

卵不足や鳥インフルエンザの現状

4月4日の野村水産大臣の記者会見では、現状について以下のとおり述べられています

皆さん方にも御心配や御迷惑をかけていますが、鳥インフル、昨年は5月まで最終的に発生しました。昨日も北海道で35万羽の鳥インフル（の感染事例）が発生していますので、そういう意味ではまだ収束したということも言えないし、昨年も5月までは発生しておりますので、まだまだ我々は緊張感を持ってやっていかなければいけないだろうと思っています。

そこで影響が出てくるのは卵の値段ですが、4月3日現在で（卸売価格キロ当たり）350円になりまして、これは平年と比べると174％の高い水準になっていますので、物価の優等生と言われていた卵ですけども・・・・以下省略

引用元：農林水産省HP

4月3日に北海道で鳥インフルエンザの感染事例が報告され、35万羽の殺処分を実施しました（参考：日鶏協速報）

その後の、4月7日にも同様に北海道で31万羽の殺処分を実施しています（参考：日鶏協速報）

野村水産大臣も「まだ収束していない」と言っているので、卵不足・価格高騰についてはまだまだ続くと予想されます

卵の価格が過去最高

卵の価格が統計を公表している1993年以降最も高い価格となりました

日鶏協ニュース4月号の統計データでも過去10年間の３月相場について説明していました

令和５年３月の鶏卵相場（東京全農Ｍサイズ）の高値 374 円は、過去 10 年の平均値 243 円を 131 円上回り、安値 329 円は、過去 10 年の平均値 210 円を 119 円上回っています。

引用元：日鶏協ニュース4月号

令和５年３月のデータでは

高値　374円

安値　329円

平均値　342円

となっており、今まででは考えられない300円台を突破しています

感覚としては簡単に手を出せない食材になってしまいました( ；∀；)

ブラジルの卵を輸入することについて

3月31日の記者会見では、卵の流通について野村農林水産大臣は以下のように回答

国内に（卵が）なければ、輸入でもいいではないかということで、近々にブラジルから輸入の卵、殻付きが船で入ってくるという動きもあります。ブラジルは全く鳥インフルエンザが発生していませんので、ブラジルからの輸入はストップされないので、日本として受け入れやすいということです。

引用元：農林水産省HP

近々、ブラジルの卵を輸入することや、ブラジルが現状鳥インフルエンザが発生していないとこを説明していました

日本での鳥インフルエンザの影響により、「卵不足」となった場合でも、輸入に頼れば卵が食べられますね

ただし、ここで注意があります

それは、ブラジル産の卵は「生卵として食べることができない」ということです

ブラジルの卵を生卵として食べられない理由

なぜブラジルの卵を生卵として食べることができないか

それは、野村農林水産大臣の記者会見でもお話されていました

（輸入には）1か月から1か月半かかるそうですが、冷凍に近いような温度で管理をして（輸入して）来れば生卵としては食べられないけれども、加工用とか他のものに調理するという利用はできるのではないかということです。

引用元：農林水産省HP

輸入には時間がかかり、長ければ１か月半かかります

その間冷凍に近い状態で管理し、日本に運ばれてくることになります

ですから、生卵として食べることができないのです

卵かけご飯は、日本の卵で食べるしかありませんね( ；∀；)

ブラジルの卵を購入することがあっても、家族にも生で食べないよう注意することが必要になりますね

スーパーでもブラジル卵を販売する際には、ポップを作ったりなど工夫が必要になりますし、消費者である私たちも気を付けなければいけませんね

まとめ

今回はブラジルの卵ななぜ生卵で食べれないのかについてお話しました

日本では「卵不足」「価格高騰」で本当に深刻な状況です

早く通常の価格で卵をたくさん食べらてる日常が戻ってほしいですね

読んでいただきありがとうございました！

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