北海道各地で12月1日夜、オーロラが観測されました☆
陸別町の「銀河の森天文台」からは2003年10月以来20年ぶりに肉眼で確認され、名寄市の「なよろ市立天文台」では、長時間露光によって空が赤く染まる様子の撮影に成功しました!
- オーロラ2023は北海道でいつどこで見られた?
- オーロラはどのように発生するの?
- オーロラが次日本で見れる時期はいつ頃?
これらについてお話していきます!
オーロラは北海道でいつどこで見られた?
日時:2023年12月1日の夜に観測
観測された場所:陸別町「銀河の森天文台」で観測されましたが、北海道各地で目撃情報がありました!
SNSでも撮影者の投稿が多く寄せられていました!
▼名寄市「なよろ市立天文台」での撮影動画も公開されています
オーロラが日本で見れる原理とは?
オーロラとは?
オーロラはどのように発生するのか?気になりますよね・・・
オーロラは太陽の表面で起きる爆発(フレア)によって放出された電気を帯びた粒子が、地磁気に沿って地球に降り注ぐ際に大気にぶつかって発光する現象です
太陽の活動が活発化している時期には、北海道など低緯度の地域でも観測されることがあり、「低緯度オーロラ」と呼ばれているそうです
今回のオーロラは、11月29日に発生したフレアの影響とみられています!
日本で見られる原理とは?
オーロラはカナダや北欧などの高緯度地方で普通に見られる現象です
ですので低緯度である日本ではめったに見ることができません
しかし、今回北海道で見ることが出来たのでは、激しい地磁気嵐が起こったためと考えられます
日本では、1989年~1993年、2000年~2004年、2015年に低緯度オーロラが観測されています
過去には巨大な磁気嵐が起こり、広島県など南の方でも見えたことがあったようですが、相当な規模で磁気嵐が発生しない限りは本州でオーロラを見ることは難しいです
オーロラを見れる可能性が高いのは、やはり北海道のの陸別、稚内、母子里などの場所です
銀河の森天文台はオーロラ研究も行われている施設がありますので、観測をするなら銀河の森天文台がオススメです!
海の中でもオーロラが見られる!?
本州では見られないと言ったものの、実は海の中のオーロラでしたら、「水中オーロラ」と呼ばれるオーロラを見ることが出来ます
海底温泉から吹き出す濁った海水が海中に蓄積して、その下を潜るとまるで水中オーロラのように見えることからネーミングされた現象
鹿児島県三島村の硫黄島に船で近づくと、湧き出した温泉で帯状に白く濁った海面が見えてききます。
その境界から海に飛び込み、白い雲のように見える塊を目指します。
縁に沿うように泳ぎ、そこから見上げると海の青と混ざり合った温泉が、濃淡の違いによって緑や黄、赤など色にあふれた水中オーロラを見ることが出来ます
海中とは思えない幻想的な世界が広がっていています♪
![](https://ayami.fun/wp-content/uploads/2023/03/70b3ef7255f1aa7daed5c05ae5572893-150x150.png)
この現象は、海水の透明度、温泉の湧出量、潮の流れや日差しなど、条件が整った時にしか、きれいに見ることができないようです!
こんなチャンスに遭遇できた人は超ラッキーです♪
低緯度オーロラを見るチャンスがない人は水中オーロラに挑戦することも出来ますよ!
一生に一度はどちらも経験してみたいですね♪
オーロラが次に日本で見れる時期はいつ頃?
オーロラが見れる時期を予想
確定した時期は言えないが、20年後(2043年)くらいに肉眼で見える低緯度オーロラが見れるかも!
実は北海道では2000年代に入ってからは北海道で19回も観測されているそうです(参照元:じゃらんニュース)
はっきり肉眼で確認できたのは2003年10月の低緯度オーロラで、今回20年ぶりに肉眼で確認することが出来ました♪
次に肉眼で確認できる低緯度オーロラとなるとまた20年後くらいになるのかもしれませんね・・・
オーロラ帯の位置の移動
話は少し逸れますが、オーロラが現れる地域をオーロラ帯と言います。
過去3,000年間の変化を解析したところ、日本から最も見えやすかったのは、なんと鎌倉時代の1200年頃だったと、国立極地研究所などのチームが発表したそうです!
当時の歌人・藤原定家が日記「明月記」に残した「赤い光」の目撃時期と合致するというそうで、この「赤い光」が今で言うオーロラなのでしょうね。
この研究結果が国際科学誌にも掲載されました。(参照元:https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20170321.html)
データを読んでいて驚いたのですが、地磁気は時代によって変動し、オーロラ帯の位置もずれ動いているようです
国立極地研究所チームの片岡 龍峰(りゅうほう) ・同研究所准教授(宇宙空間物理学)らは、世界各地の地層に残留する地磁気のデータなどを基に、オーロラ帯の3000年分の変化を計算し、コンピューターで再現しました!
そこで、オーロラを記したとされる文献と照合し、オーロラ帯の位置が変化していることが分かったとのことです!
これによると時代の変化と共にオーロラ帯の位置が変わることで、現在北海道で見れているが遠い将来では違う場所で観測される可能性はありえるかもしれません
確定して次はいつどこで見れるのかは誰にもわからないのかもしれませんが、生きているうちに一度は日本にいながら肉眼でオーロラを見たいものです・・・( *´艸`)
まとめ
今回は、オーロラは北海道でいつどこで見られた?日本でオーロラが見える原理とは?についてお話しました!
オーロラはフィンランドとか北欧でしかみられないイメージでしたが、まさか日本でも見られるなんて、本当にびっくりです!
私は子供たちとアンパンマンの映画をよく見るのですが、「映画 それいけ!アンパンマン ルビーの願い」というオーロラがテーマの映画がありまして、これがすごく良い映画なのですよね!
旅行会社には、オーロラを見るのに特化したプランもたくさんあります♪
地域や国によって、見られるオーロラの色や特徴も違うみたいなので、自分の見たい・行きたい国で、暖かい飲み物を飲みながらキレイな夜空にかかるオーロラを見るのもステキですね☆
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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