競馬ファンの皆様に、衝撃的なニュースが入ってきました。
2025年4月27日、香港シャティン競馬場で行われたクイーンエリザベス2世カップ(G1)において、日本の三冠牝馬リバティアイランド(牝5歳、栗東・中内田充正厩舎)が最後の直線で競走を中止するというアクシデントに見舞われました。
この記事では、レースで何が起こったのか、リバティアイランドの現在の状況、そしてファンからの心配の声について、最新情報をまとめました。
【追記・訃報】この記事で当初お伝えしていたクイーンエリザベス2世カップでの競走中止に関し、大変残念なお知らせが入ってきました。レース後、所有するサンデーレーシングより、リバティアイランドがレース中に左前脚の種子骨靭帯の内側・外側断裂および球節部の亜脱臼を発症し、予後不良との診断を受け、安楽死の措置が取られたとの発表がありました。
多くのファンに愛され、数々の感動を与えてくれた三冠牝馬の突然の別れに、深い悲しみが広がっています。謹んで哀悼の意を表します。以下の記事内容は、この訃報を踏まえて更新しています。

彼女がターフに残した輝かしい功績、そして川田騎手と共に歩んだ感動の軌跡については、こちらの記事で詳しく振り返っています。
まさかのアクシデント:最後の直線で何が起こったのか?
レースは、2023年の日本ダービー馬タスティエーラ(牡5歳、美浦・堀宜行厩舎)が見事な勝利を飾り、G1通算2勝目を挙げました。
2着にもプログノーシス(牡7歳、栗東・中内田充正厩舎)が入り、日本馬が見事ワンツーフィニッシュを飾る快挙となりました。
しかし、その歓喜の裏で、多くのファンが固唾を飲んで見守っていたリバティアイランドに悲劇が襲います。
道中は後方を進み、徐々にポジションを上げて直線に向いたリバティアイランド。
しかし、多くのファンが期待した末脚は影を潜め、ゴール手前で明らかに失速。鞍上の川田将雅騎手は異変を察知し、馬を止めて下馬しました。
川田騎手は下馬後、愛馬を心配そうに見つめ、鼻面に顔を寄せるようにして気遣う様子が見られました。
その後、リバティアイランドは自力で歩くことが困難だったのか、馬運車に乗せられて競馬場を後にしました。
「どうか命だけは…」ファンから悲痛な叫びと祈り
この突然のアクシデントに、SNS(特にX(旧ツイッター))では「リバティアイランド」「リバティ」が瞬く間にトレンド入り。ファンからは心配と悲痛の声が相次いでいます。
- 「えっ、リバティどうしたの?信じられない…」
- 「あの失速の仕方はただ事じゃない。本当に心配」
- 「どうか、どうか命だけは助かってほしい」
- 「無事を祈ることしかできない…」
- 「結果はどうでもいい。とにかく無事でいてくれ」
- 「三冠馬の子どもが見たい。繁殖牝馬として未来があることを願う」
- 「川田騎手の表情が全てを物語っていた…」
- 「神様、どうかリバティをお守りください」
レースの勝敗を超えて、名牝の身を案じる声が溢れています。
特に「嫌な失速の仕方」「ガクンガクンしながら下がっていった」といった目撃情報もあり、深刻な状況を心配する声が多く上がっています。
リバティアイランドのこれまでの軌跡と現在の状況
リバティアイランドは、父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズという血統。
2022年にデビューし、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)を制覇。翌2023年には桜花賞、オークス、秋華賞を圧倒的な強さで制し、史上7頭目の牝馬三冠を達成しました。
主な勝鞍:
- 2022年 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)
- 2023年 桜花賞(GI)
- 2023年 優駿牝馬(オークス)(GI)
- 2023年 秋華賞(GI)
受賞歴:
- 2022年 JRA最優秀2歳牝馬
- 2023年 JRA最優秀3歳牝馬
前走のドバイターフ(8着)後は日本へ帰国せず、香港で調整を続けて今回のレースに臨んでいました。
それだけに、陣営やファンがこのレースにかけていた期待も大きかったはずです。
現在の状況について:【訃報】
本記事公開当初は詳細不明でしたが、レース後、所有するサンデーレーシングより公式な発表がありました。残念ながら、リバティアイランドはレース中に左前脚の種子骨靭帯の内側・外側断裂および球節部の亜脱臼という極めて重い怪我を負い、予後不良と診断されました。これを受け、苦痛から解放するため、安楽死の措置が取られたとのことです。
ファンの誰もが願っていた「無事」という結果にはならず、競馬界にとって、そして多くのファンにとって、計り知れない損失であり、深い悲しみに包まれています。彼女の冥福を心よりお祈り申し上げます。
今後の見通しとまとめ
あまりにも早すぎる別れ、輝きは永遠に
今回のクイーンエリザベス2世カップは、タスティエーラの勝利、日本馬のワンツーフィニッシュという快挙がありましたが、リバティアイランドを襲った悲劇により、競馬史に残る悲しい一日となってしまいました。
デビュー戦で見せた衝撃の末脚から、阪神JF制覇、そして圧倒的な強さで達成した牝馬三冠。古馬や世界の強豪に果敢に挑み続けたその姿は、私たちの記憶に永遠に刻まれるでしょう。特に川田将雅騎手とのコンビで見せた数々の名場面は、色褪せることがありません。
予後不良、安楽死というあまりにも突然で早すぎる別れは、言葉にならないほどの悲しみをもたらしました。今はただ、彼女が安らかに眠りについたことを受け止め、これまでの功績と感動に心からの感謝を捧げたいと思います。
リバティアイランド、たくさんの夢と感動をありがとう。あなたの輝きは、決して忘れません。
※本記事は、リバティアイランドの訃報を受け、内容を更新いたしました。

なぜこのコンビは特別だったのか? その深い絆についてはこちらで徹底解説しています。
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