毎年多くの感動を呼ぶ「24時間テレビ」のチャリティーマラソン。
過酷な挑戦に立ち向かうランナーの姿は、私たちに勇気と希望を与えてくれますよね。
「最初のランナーって誰だったっけ?」
「あの年のランナー、すごく感動したな…」
「リレー形式になったのはいつから?」
そんな疑問を持つ方のために、この記事では1992年の企画開始から現在までの歴代チャリティーマラソンランナーを一覧でご紹介!
それぞれの年のランナー、走行距離、そして記憶に残るエピソードなどを振り返ります。
チャリティーマラソンの始まりと歴史
24時間テレビのチャリティーマラソンは、番組がリニューアルされた第15回(1992年)から始まりました。
初代ランナーを務めたのは、お笑いタレントの間寛平さん。
当初は200km走破を目指しましたが、沿道に人が殺到しすぎたため、安全を考慮して153km地点で無念のリタイアとなりました。
この経験を踏まえ、翌年からはスタート地点や詳細なコースは非公開となり、安全対策が強化されました。
間寛平さんは翌年リベンジを果たし、見事200kmを完走しています。
以来、チャリティーマラソンは番組の目玉企画となり、数々のドラマを生み出してきました。
単独走だけでなく、駅伝形式やリレー形式、トライアスロン形式など、時代に合わせて形を変えながらも、ランナーたちのひたむきな姿は変わらず視聴者の心を打ち続けています。
(※新型コロナウイルスの影響で2020年、2021年は公道を使用しない代替企画が実施されました。)
歴代24時間テレビマラソンランナー一覧(1992年~2024年)
※年齢は当時のもの。走行距離は公式発表に基づきます。
回 (年) | ランナー | 年齢 | 走行距離 | 備考 |
---|---|---|---|---|
15 (1992) | 間寛平 | 43歳 | 153km | 初代ランナー。沿道の混雑により途中リタイア。 |
16 (1993) | 間寛平 | 44歳 | 200km | リベンジ完走。 |
17 (1994) | ダチョウ倶楽部 (肥後克広/上島竜兵/寺門ジモン) | 31歳/33歳/31歳 | 100km | 3人同時走行。 |
18 (1995) | 間寛平 | 46歳 | 600km | 阪神・淡路大震災からの復興を願い、神戸市から1週間かけて走破。 |
19 (1996) | 赤井英和 | 37歳 | 100km | 一般参加者による日本縦断リレーのアンカー。 |
20 (1997) | 山口達也 (TOKIO) | 25歳 | 100km | |
21 (1998) | 森田剛 (V6) | 19歳 | 100km | |
22 (1999) | にしきのあきら | 50歳 | 110km | |
23 (2000) | トミーズ雅 | 40歳 | 150km | |
24 (2001) | 研ナオコ | 48歳 | 85km | |
25 (2002) | 西村知美 | 31歳 | 100km | |
26 (2003) | 山田花子 | 28歳 | 110km | 時間内にゴールできず、特別番組でゴールの様子を放送。 |
27 (2004) | 杉田かおる | 39歳 | 100km | |
28 (2005) | 丸山和也 | 59歳 | 100km | |
29 (2006) | アンガールズ (山根良顕/田中卓志) | 30歳/30歳 | 100km | 2人同時走行。 |
30 (2007) | 萩本欽一 | 66歳 | 70km | |
31 (2008) | エド・はるみ | 44歳 | 113km | |
32 (2009) | イモトアヤコ | 23歳 | 126.585km | フルマラソン3回分の距離。衆院選特番のためゴールは録画放送。 |
33 (2010) | はるな愛 | 38歳 | 85km | |
34 (2011) | 徳光和夫 | 70歳 | 63.2km | 歴代最高齢ランナー。 |
35 (2012) | 佐々木健介ファミリー (健介/健之介/誠之介/北斗晶) | 46歳/13歳/9歳/45歳 | 120km | 家族4人でのリレー形式。 |
36 (2013) | 大島美幸 (森三中) | 33歳 | 88km | |
37 (2014) | 城島茂 (TOKIO) | 43歳 | 101km | 「101回目のプロポーズ」にちなむ。 |
38 (2015) | DAIGO | 37歳 | 100km | 47都道府県たすきリレーのアンカー。プロポーズも話題に。 |
39 (2016) | 林家たい平 | 51歳 | 100.5km | 師匠・桂歌丸の本名にちなむ距離。 |
40 (2017) | ブルゾンちえみ (現:藤原しおり) ● | 27歳 | 90km | 当日発表。 |
41 (2018) | みやぞん (ANZEN漫才) | 33歳 | 161.95km | トライアスロン形式(水泳1.55km, 自転車60.4km, マラソン100km)。 |
42 (2019) | 近藤春菜 (ハリセンボン) | 36歳 | 計148.78km | 4人による駅伝形式。 ●水卜麻美アナは現役局アナ・総合司会として初挑戦。 |
よしこ (ガンバレルーヤ) | 28歳 | |||
●水卜麻美 (日本テレビアナウンサー) | 32歳 | |||
いとうあさこ | 49歳 | |||
43 (2020) | チームQ (高橋尚子/土屋太鳳/吉田沙保里/陣内貴美子/松本薫/野口みずき) | 48歳/25歳/37歳/56歳/32歳/42歳 | 計236km (周回数) | コロナ禍代替企画「24時間募金ラン」。 高橋尚子発起人。1周5kmにつき10万円募金。 高橋尚子個人で116km。 |
高橋尚子 | 48歳 | 116km | ||
土屋太鳳 | 25歳 | 30km | ||
吉田沙保里 | 37歳 | 25km | ||
陣内貴美子 | 56歳 | 10km | ||
松本薫/野口みずき | 32歳/42歳 | 15km/40km | ||
44 (2021) | 復興への想いを繋ぐ 募金リレー (岸優太/●水谷隼/荒川静香/川井梨紗子・友香子/五郎丸歩/●田中理恵/●長谷川穂積/●丸山桂里奈/●林咲希/●城島茂) | 25歳/32歳/39歳/26歳・23歳/34歳/35歳/40歳/38歳/26歳/50歳 | 計100km | コロナ禍代替企画。 福島Jヴィレッジにて10組11名のリレー形式。 ●は当日発表。 |
岸優太 (King & Prince) | 25歳 | 10km | ||
●水谷隼 | 32歳 | 10km | ||
荒川静香 | 39歳 | 10km | ||
川井梨紗子・友香子 | 26歳・23歳 | 10km | ||
五郎丸歩 | 34歳 | 10km | ||
●田中理恵 | 35歳 | 10km | ||
●長谷川穂積 | 40歳 | 10km | ||
●丸山桂里奈 | 38歳 | 10km | ||
●林咲希/●城島茂 (TOKIO) | 26歳/50歳 | 10km | ||
45 (2022) | 兼近大樹 (EXIT) | 31歳 | 100km | 4年ぶりの単独走行。 |
46 (2023) | ●ヒロミ | 58歳 | 102.3km | 当日発表。「おじさん」にちなんだ距離。 |
47 (2024) | やす子 | 25歳 | 81km | 「全国の児童養護施設に募金マラソン」。初日は台風のため日産スタジアム周回(30km)、2日目に公道(51km)。 |
※●は当日発表されたランナー。
記憶に残る!マラソン名場面プレイバック
数々のドラマを生んできたチャリティーマラソン。特に印象深いシーンをいくつかご紹介します。
- 間寛平さん(1995年):阪神・淡路大震災の年に、被災地・神戸から日本武道館までの600kmを走破。「被災者に勇気を」という強い想いが多くの人の胸を打ちました。
- 山田花子さん(2003年):ゴールまであとわずかのところで放送終了。後続番組(行列のできる法律相談所)ではなく、急遽10分間の特別番組が編成され、日本武道館前でのゴールが生中継されました。
- 徳光和夫さん(2011年):当時70歳という歴代最高齢での挑戦。「人生のゴールはまだ先」と語り、見事完走。多くの同世代に勇気を与えました。
- 佐々木健介ファミリー(2012年):家族4人でたすきをつなぐリレーマラソン。幼い息子さんたちも懸命に走り、家族の絆を見せてくれました。
- ブルゾンちえみさん(2017年):ランナーが当日まで明かされないサプライズ発表。ブレイク中の勢いそのままに、メイクを崩さず走り切る姿が話題となりました。
- みやぞんさん(2018年):史上初のトライアスロン形式に挑戦。水泳、自転車、そしてマラソンと、超人的な体力と精神力で完走しました。
- ヒロミさん(2023年):こちらも当日発表。「おじさん」代表として、ユーモアを交えながらも真摯に走り続け、多くの視聴者の共感を呼びました。
まとめ:走り続ける想い
24時間テレビのチャリティーマラソンは、単なる長距離走ではありません。ランナーそれぞれの想い、応援する人々の想い、そしてテレビの前の視聴者の想いが一つになって、大きな感動を生み出してきました。
歴代ランナーたちの挑戦を振り返ると、改めてその過酷さと、それを乗り越える人間の力の素晴らしさを感じますね。
今年の夏、どんなドラマが待っているのか、そして誰がその襷を受け継ぐのか、楽しみに注目していきましょう!
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